前回に引き続き耳鼻科疾患のめまいについて書きたいと思います。
私が診断を受けた「メニエール病」は難聴とめまいを繰り返す疾患です。
今回はその治療に用いられた薬についての内容になります。
またはその疑いがある方は同じような薬が処方されることと思います。
薬の種類と効果はこんな感じです。
副腎皮質ホルモン
効果:抗炎症作用、免疫抑制作用
補足:ちょっと苦い。最大1日12錠服用した。
②ベタヒスチンメシル酸塩
内耳循環改善薬(抗めまい薬)
効果:血流改善作用により内耳のむくみなどを改善。メニエール病などの
めまいや難聴症状を改善。
③イソバイド
効果: 利尿剤、脳圧降下、眼圧降下。めまい治療薬として使用。
補足:甘くて苦くて粘性がありとにかく飲みにくい。
ATP製剤
効果:血管拡張作用
⑤メコバラミン
ビタミンB12製剤
効果:末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善。
効果:吐き気やめまいを和らげる。
補足:眠くなることがある。
⑦タケキャブ
プロトポンプ阻害剤(PPI)
効果:胃酸分泌を抑え、胃潰瘍を治療。逆流性食道炎に伴う痛みや
胸焼けを和らげる。
補足:ガスター(H2受容体拮抗薬)を処方されていたこともあったがPPIの方
が効果あり。
⑧カルナクリン
効果:循環障害を改善。
補足:眼科でも耳鼻科でも使われる。
抗ドパミン薬
効果:吐き気、胸焼け、食欲不振などを改善する。
補足:めまいで吐き気が酷いときに服用した。
ステロイドは長期服用の副作用があったり急にやめると離脱症状が生じる可能性があるといわれているので医師の指示通り服用します。
めまいが強く吐き気があると言えばベタヒスチンメシルとトラベルミンあたりを処方されます。強いめまいの発作のときはこれらを服用しても数時間はめまいが治まらないので本当に効いているのかわかりませんが、私の場合は吐き気に対してはドンペリドンの効果がありました。
イソバイドに関しては飲みにくくてかなり苦手(飲みやすいと思う人はいないかな💦)だったので、先生に相談すると漢方に変えてくれましたが効果が弱いかもしれないと言われました。
内耳のむくみをとるにはイソバイドを飲んだ方がいいと言う先生もいましたが、他の先生からはステロイドのみ使用で他の薬は効果も懐疑的なので切ってもいいとも言われました。
(ステロイドを服用すると胃が荒れるので胃薬は飲んだ方が良かったです。)
どっちなの?と思ってしまいますが、メインはステロイドでその他の薬は補助的な役割といった感じでしょうか。
以前は②~⑤を常時飲んでいたのですが一旦やめました。
現在はめまいが生じている間にベタヒスチンメシル、トラベルミンを飲んで、吐き気があるときにはドンペリドンを飲むようにしています。
薬の飲み方については何が正解かはいまだに分かりませんが、私は症状が長期化し多量の薬を飲み続けることもストレスに感じていたので、薬を減らせたことで少し気分は軽くなりました。
症状は個人差がありますし、経過も人それぞれではありますが、同じような疾患を抱えた方がどのような治療でどのような経過をたどっていったのかが気になっていたので、私自身マイペースながらも経過を発信していければと思っています。
今回も長くなりましたがお読みいただきありがとうございます。